【空手】植草歩が涙の決勝進出

2019年09月07日 19時23分

決勝に進出した植草歩

 東京五輪のプレ大会を兼ねた空手の「プレミアリーグ2019東京大会」第2日(7日、東京・日本武道館)、女子組手で68キロ超級世界ランキング1位の植草歩(27=JAL)が8日の決勝に進んだ。

 7月のアジア選手権ではまさかの初戦敗退。どん底を味わった日本のエースが、進化を遂げて帰ってきた。

 初戦に5―0で勝利すると、3回戦も快勝。準々決勝の斉藤綾夏(23=AGP)との日本人対決では、苦戦を強いられた。2点を先制するも突き放すことができず、後半に1点を奪われた。流れが相手に傾きかけたが、女王は粘り強く戦って逃げ切った。準決勝は終了12秒前にポイントを先取し、そのまま逃げ切った。

 試合後は、思わず涙がこぼれた。日本のエースとして思うような結果が出せず「今までで一番自信がなかった」と話すほど追い込まれていた。それでも「ネガティブな気持ちと葛藤する中で、子供たちや自分の母校の生徒の声援が弱気な自分の助けになってくれました」と大声援を味方につけ、勝利を呼び込んだ。

 ただ、満足はしてない。「今回は応援している人たちの前で優勝したい」。昨年決勝で敗れた悔しさを、東京五輪と同じ会場で晴らすことができるか。