絶対女王・植草 師範の前での“タブー”破った

2019年05月30日 16時30分

植草(前列左)がイベントに出席

 絶対女王が空手界のタブーを払拭? 女子組手で全日本選手権4連覇中の植草歩(26=JAL)が29日、都内で行われた食品メーカー「味の素」のイベントに出席し「社会人になって1人暮らしを始めてから食事の大切さを実感した」と、同社のサポートに感謝した。

 2016年の世界選手権女子組手68キロ超級で初優勝、17、18年はプレミアリーグ年間王者と世界トップ選手。そんな植草らを支援する同社の上野祐輝氏は「午後や夕方の練習になると体力がなくなるという話をしていました」。その理由は「植草さんの中に『師範の前では何も口に入れない』というイメージがあった」からだという。

 すでに卒業した帝京大で練習しているが。師範がいる道場での飲食は“タブー”だった。それでもアスリートとして活躍するにはエネルギー補給は欠かせない。そこで上野氏は「『(大学空手部を)引退した選手だから多少の自由は利く』ということだったのでエネルギーを取ってみたら?となったんです」。

 実際に間食を導入しても誰かにとがめられることはなく、練習効率も上がったという。植草は「年々、前年の自分よりも強くなっているのが分かるし、練習の質も上がっていてどんどんよくなっている」。東京五輪に向けて「優勝にふさわしい選手になりたい」と金メダル獲得に力を込めた。