【K-1】武尊誓った「武藤さんに閃光魔術弾捧げる」

2018年02月28日 16時30分

2016年4月の代々木大会で武藤(左)から祝福を受けた武尊

 新生K―1のエース・武尊(26)が27日、プロレスラーの武藤敬司(55)にヒザ蹴りでの勝利をささげることを誓った。ビッグイベント「K’FESTA.1」(3月21日、さいたまスーパーアリーナメインアリーナ)で開催される第4代スーパーフェザー級王座決定トーナメントでは、本家本元から使用許可を得ている閃光魔術弾で史上初の3階級制覇を果たし、ヒザの手術を行う武藤にエールを届ける覚悟だ。

 いよいよ新生K―1史上最大のビッグイベントまで約3週間となったこの日、神奈川・相模原市内で会見した武尊は「ここまでの仕上がりはすごくいい」と、充実感に満ちた表情で近況を報告した。

 公開予定だった練習を急きょインタビューだけにしたのも、新しい動きをベールに包むため。準備が着々と整っている証拠だった。当初は前スーパーフェザー級王者の大雅(21)と対戦予定だったが、大雅の王座剥奪と欠場によりトーナメント戦開催に変更となった。スーパーバンタム級とフェザー級を制した男が初めて挑む階級だけに「過去最強の自分で臨まないと勝てない」と慢心はなかった。

 史上初の3階級制覇を届けたい男がいる。3月末に両ヒザに人工関節を入れる手術を行う武藤だ。「ムーンサルトができなくなると聞いてショックです。代名詞でしたから」。

 幼少期から武藤の大のファンで、特に化身のグレート・ムタが大好きだったという。

 2014年7月に地元の鳥取で行われたW―1の興行でキックのエキシビション戦に出場した縁などから接点を持ち、武藤から閃光魔術弾の使用許可を得た。ひそかに猛練習を積み16年4月24日の代々木大会では、プレゼンターで来場した武藤の前で試合中にお披露目したが、その技でKOすることはできなかった(試合はKO勝ち)。

 だが試合後、武藤から「お前の二段飛びヒザ蹴りで倒したら『シャイニングウィザードで倒した』って言っていいよ」とお墨付きをもらったという。あの時の約束を果たせていないからこそ「このトーナメントは武藤さんのヒザを受け継いで、シャイニングウィザードで倒したい。今までボクは武藤さんからいっぱい力をもらった。もしかしたら武藤さんが使えなくなるかもしれないヒザをボクが代わりに使って、パワーを送れたら」と泣かせる言葉で誓った。魂のヒザが強豪揃いのトーナメントで大爆発しそうだ。