立ち技格闘技「Krush」3日の後楽園ホール大会で、昨年苦渋を味わった小澤海斗(23)と木村“フィリップ”ミノル(23=ブラジル)の明暗がくっきり分かれた。

 58キロ級王者の小澤はユン・チー(21=中国)と対戦。昨年、K―1で武尊に激しい舌戦を仕掛け、リングでも熱戦を繰り広げたが結果は2連敗だった。この日は11月の武尊戦以来の試合となったが手数で勝り、判定2―0で勝利した。それでも「本当に申し訳ない。やっぱ、決めないとダメ。出直します」とKOできなかったことを悔やむばかりだった。

 一方、昨年9月に総合格闘技に挑戦したもののチャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネットに秒殺KO負けを喫して以来のリングとなった木村は、西川康平(25)の右フックを完璧に顔面に入れられ1R2分12秒、まさかのKO負けとなった。