新生K―1「K―1 WORLD GP 2017 JAPAN~初代ライト級王座決定トーナメント~」(25日、東京・国立代々木競技場第二体育館)に出場する卜部功也(26)が王座奪取への“根拠”を示した。

 決戦前日の24日には公式計量と会見が行われ、計量ではトーナメントV本命の功也ら出場全選手が一発パス。功也は1回戦で強敵のゴンナパー・ウィラサクレック(24=タイ)と対戦するが「最高のパフォーマンスが見せられると思う」と自信をのぞかせた。

 それを裏付けるのは充実の練習環境だ。功也は今月ジムがオープンしたばかりの「K―1ジム相模大野KREST」に所属。「スペースも広くて、練習器具も充実している。しっかり練習できた。本当に、やってきたことはベストだと思う」と手応えを口にする。

 さらには「だからこそ、言い訳できない」と続けた。ジムの立ち上げから立ち会い「練習器具とか、いろいろ自分の意見も取り入れてもらった。フリーウエートのマシンを導入してもらったり、ベンチプレスマシンや懸垂できる器具を取り付けたり…」(功也)。それだけに「ここまでしてもらったら勝つしかない」というわけだ。

 KRESTにはフェザー級王者の武尊(25)と、スーパーフェザー級王者で兄の弘嵩(27)も所属している。功也は「刺激になっています。ボクはボクで、最強の道を究めたい」と力強く話した。新ジムに必ずや3本目となるK―1のベルトを持ち帰るつもりだ。