K―1の前田憲作プロデューサー(47)が21日、都内のホテルで会見を行い、「K―1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」(4月24日、国立代々木競技場第二体育館)で、-55キロ級王者・武尊(24)がムエタイ選手とのスーパーファイトに臨むと発表した。

 対戦相手について前田プロデューサーは「自らタイの選手と戦いたいとの要望があった。協議の結果、ムエタイの強豪選手で絞り込んでいる」と話した。すでに数人まで絞り込まれ「タイのチャンピオンクラス。初来日の選手になると思う」。あえて〝強敵”を希望した武尊は、その理由をこう語る。

「軽量級はムエタイが最強と言われ、キックボクシングは〝打倒・ムエタイ”と言われている。それを目指す選手はムエタイを極めてタイを超えようとするが、自分は今のこのスタイルでムエタイ選手を倒したい」

 また、-60キロ級のトーナメント出場選手は昨年11月、実兄の弘嵩との防衛戦に敗れベルトを失った前王者・卜部功也(25)ら8選手の出場が発表された。