立ち技格闘技「K―1」の初代女子アトム級王者パヤーフォン・アユタヤファイトジム(19=タイ)が26日、今年中に日本に拠点を移すプランを明かした。

 パヤーフォンは初の女子大会「RING OF VENUS」(25日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われた「K―1 WORLD GP初代女子アトム級王座決定トーナメント」で、MIO、菅原美優を連破し初代王者に。この日の一夜明け会見には浴衣姿で登場し「こうしてタイにベルトを持ち帰ることができて誇りに思います。昨日は寝る時もベルトを巻いて寝ました」と笑顔を弾けさせた。

 バックボーンはムエタイだが「K―1のなかで蹴りを出せたのがよかったと思います。ルールは完全に理解しました。調整ができているので、今後はさらにいい戦いができると思います」と今後のさらなる進化に自信をのぞかせる。「できる限り長くベルトを守っていきたいと思っています。この階級でできる限り長く王者でいたいです」と長期政権を誓った。

 さらに大の日本好きというパヤーフォンは「実は私はこれから、日本の大学でも勉強したいと思ってます。タイから試合のために来る時間がなくなるので、渡航による疲労もなくなると思います。本当は高校卒業後に日本に来たいと思っていたので、今年中に日本に来れたらいいと思います」と希望を口にした。現在はタイで国立のカセサート大学教育学部に通っているが、日本に留学し拠点を移す意向を持っているという。

 一部ではルックスが女優の岡田結実に似ていると話題になっている。報道陣からの質問に「分からないです。でもありがとうございます」と恐縮していたが、質疑応答後に席に戻ると自身のスマートフォンで岡田の写真を確認。これにはさすがのパヤーフォンもニッコリだった。