K―1ウエルター級王者の〝怪物〟野杁正明(29)に、K―1創始者の正道会館、石井和義館長(69)がエールだ。

 19日の「THE MATCH」(東京ドーム)で野杁は、シュートボクシングの海人(24)と対戦。那須川天心VS武尊と並ぶ「もう一つのメイン」として注目を集める中量級最強決定戦は、延長判定0―3で敗れた。

 しかも、試合後は1ラウンドで右拳が折れたことを明かし「そんなの言い訳になっちゃうんで。試合前にケガしてようが、試合でケガしようが、勝つやつは勝つんで。それは関係ないですね」と語っていた。

 石井館長は21日、自身のツイッターを更新し「良い試合だった。世界最強トーナメント決勝で再戦みたいな。本当のK1ミドル級WORLD GPを全世界ペーパービューでね。ミドル級は世界を相手にできるよ。2人は日本の宝(原文ママ)」と投稿。

 野杁が「館長ありがとうございます。皆さんからまた期待されるような選手に必ずなってリングに戻ってきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します」と返信すると、石井館長は「最強の称号は少しも揺らいでないですよ。拳骨折をキチンと治してまたすぐに貴方の勇姿を見せてください。ありがとう」とねぎらいの言葉をつづった。