立ち技格闘技「K―1」の年間最大興行「K’FESTA.5」(3日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で、大和哲也(34)が圧巻の秒殺で山崎秀晃を破りスーパーライト級王座を奪取した。

 試合は一瞬で片付いた。積極的に前に出て攻めてくる山崎が出した右フックに合わせて左フックを一閃。これが顔面をとらえると王者はヒザから崩れ落ち、50秒でKO勝ちとなった。

 2010年にK―1 WORLD MAX 63キロ級日本王者にもなったベテランは「12年前、過酷な日本トーナメントを制して、旧K―1が消滅して世界王者をあきらめていたんですけど、新生K―1が復活して夢を持ってやってくることができました」と歓喜。さらに「これから世の中は良くなっていくと思います。ファイト・フォー・ピースを体現していきます!」と誓い、拍手を浴びた。