元K―1ファイターがキエフ死守するクリチコ市長にエール「無事を祈り続けます」

2022年03月16日 14時09分

ノブ・ハヤシ(東スポWeb)
ノブ・ハヤシ(東スポWeb)

 元K―1ファイターで、ドージョーチャクリキ・ジャパン館長のノブ・ハヤシが16日、ロシアの侵攻を受けるウクライナのキエフ市長で、元ボクシング世界王者の朋友ビタリ・クリチコ氏とキエフ市民へ、無事を祈るメッセージを寄せた。

 ハヤシ氏が単身オランダに渡り、ドージョーチャクリキで住み込みの新弟子としての生活を始めたころ、当時キックボクサーだったビタリ市長とスパーリングの経験があるという。

「ビタリさんは身体も大きく『これが一流のプロ選手か!』との思いを抱きました。当時の自分はプロデビュー前で、言葉もそんなに上手く話せませんでしたが、拳を通じて多くの事を教えて頂いた気がします。その後、ビダリさんがボクシングの世界王者になり、彼とスパーリングをした事があるというのは僕の誇りのひとつでした」と、ビタリ市長の偉大さに触れた。

 その盟友が現在、国を守るため、ロシアと戦っている。「ウクライナでキエフ市長になったとは聞いていましたが、まさかこんな事態になるなど、1か月前には想像も出来ませんでした。事態はひっ迫しており、ビタリ・クリチコ市長はキエフに35時間の外出禁止令を出したそうです。日本に居る私にも、今とんでもない状況にビダリさんやキエフ市民が居るのは分かります。僕は格闘家でK―1のリングなどでずっと戦ってきました。しかし、リング外での戦闘には絶対反対です」と、市長と市民を思いやった。

 2009年に白血病を発症し、克服した経験のあるハヤシ。「何度も生死の境を彷徨(さまよ)いました。だからこそ命がどれだけ掛け替えの無い物か、大切な物か、この身をもって知っています。どうかビタリ・クリチコさん、ご無事で。キエフ市民の皆さん、ご無事で。僕は祈り続けるとともに、この戦争に絶対反対致します」と悲壮な思いを述べている。

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