立ち技格闘技「K―1 WORLD GP 2022 JAPAN」(27日、東京体育館)で、歌手の美川憲一(75)が「スペシャルラウンドスター」としてリングに登場した。

 K―1では昨年9月に歌手の小林幸子がスペシャルラウンドガールを務めた。これを受けて縁の深い美川が「あんたばかり華やかにリングに立っちゃってズルいじゃないのよ! 今度は私がやるわ」と反応。それがとうとう実現し、この日の第6試合「瓦田脩二VS篠原悠人」でラウンドスターを務めた。

 金色のド派手衣装に身を包んで花道に現れた美川は、ヒット曲「さそり座の女」を熱唱。さらにあいさつをしてから、選手たちに「(ファンに)元気とパワーをあげてください。私もしぶとく頑張ってるんだから。みなさんもずっとずっと若いんだから、しぶとく頑張りなさい! 頑張って、やれ! やれ! やれー!」とエールを送った。

 試合が始まると、ラウンド間にボードを掲げるなど仕事を全うし、試合後は判定3―0で勝った篠原を祝福し共に写真に収まった。初の〝ラウンドスター〟を務め上げた美川は「気合入れてきましたから。楽しかったです。愛のあふれた温かいK―1でした」と笑顔。衣装については「さっちゃんに負けないようにと思って。縁起のいい色にしようとしてこうなりました。すごく似合っていると思う、私」と話して笑いを取る。最後は「今までラウンド〝ガール〟だけだったけど私からは男性も。女性とか男性とか関係なくゲストでやるように、私がきっかけになってよかったじゃない」と今後も〝ラウンドスター〟が登場することに期待を寄せた。