立ち技格闘技「K―1」は13日、「WORLD GP 2022 JAPAN」(2月日、東京体育館)にエースの武尊(30)が出場すると発表した。

 K―1フェザー級王者・軍司泰斗(22)とのスペシャルエキシビションマッチが決まった武尊は赤いネクタイで登壇し「これはエキシビションではなく試合と思って挑みます」と語気を強めた。

 昨年3月のレオナ・ペタス戦後、当初は年末に実現予定だった〝キック界の神童〟那須川天心(23)との「キック頂上対決」に向け準備を進めた。だが今年6月の対戦となり、試合間隔があくため「1試合をはさみたい」という武尊の希望で今回の一戦が決まった。

 またK―1では60キロのスーパーフェザー級で戦うが、那須川戦は58キロ契約となるため、57・5キロのフェザー級王者が相手に選ばれた。武尊は「減量を始めているが、いい感じで落ちている。その体重で今までのパワーが出せるように、58キロで試合をする体をつくって試合をしたい」と語った。

 昨年12月にフェザー級王座を獲得した軍司は、今後のK―1をけん引する選手として期待が高い。武尊は「何か伝えられるものがあったら伝えたい。チャンピオン同士でぶつかり合いたい」とした上で「天心選手との試合に向けて体づくりをしているけど、今一番強いと感じるし、それを軍司選手にぶつけて、どういう戦いが生まれるのか楽しみ」と自信をみなぎらせた。

 エキシビションのルールは調整中で、武尊は「ダウンを奪う? 試合なので。判定はないけど、KOがあったら勝利となると思うので」ときっぱり。大一番へ弾みをつけられるか注目だ。