「K―1 WORLD GP 2021 JAPAN」(20日、横浜アリーナ)でK―1初陣を勝利で飾った石井慧(34)が21日、今後の課題を口にした。

 初のK―1ルールに挑んだ石井は愛鷹亮(31)を相手に延長の末3ー0の判定勝ち。師匠のミルコ・クロコップからは「おめでとう」と初勝利を祝福されたという。だがこの日の一夜明け会見では「もっと仕掛けていってコンビネーションを出すことができれば。次の試合で今回できなかったことをしっかりとやっていきたい」と反省点を口に。自己採点も「難しいですね。50点くらいかな。(良かったのは)気持ちで負けず最後競り勝ったところ。(悪かったのは)自分から仕掛けることができず、そういうところが良くなかったので100点は難しい」と厳しかった。

 大会後は12月4日のエディオンアリーナ大阪大会出場を熱望し、将来的には元ヘビー級王者・京太郎との対戦を見据えていた。京太郎は横浜大会でシナ・カリミアンに判定負けを喫したがその思いに変化はない。「一番強いと思ってるし、昨日も減量していたのであんまり参考にならないかなと思うし。僕も次で負けてるようじゃアレなので、勝っていっていずれやりたいですね」と、実績を積み上げていくことを誓っていた。