立ち技格闘技「K―1」の年間最大イベント「K’FESTA.4 Day.2」(28日、東京・日本武道館)で、元SB日本女子ミニマム級王者のMIO(25)が元WBO女子世界ミニフライ級王者の山田真子(26)からダウンを2回奪い判定で完勝した。

 2011年にプロデビューしたシュートボクシング(SB)を19年に離れたMIOは、20年9月の大阪大会でK―1に初参戦。地元とあって気合十分で臨んだが、慣れないK―1ルールに苦しんだ。距離感や手数の違いに悩まされ、高梨knuckle美穂に判定負けを喫した。

 しかし2戦目は生まれ変わったようにルールに適応した。1R開始早々、相手が飛び込んできたところに右の拳を合わせて最初のダウン。その後もアグレッシブに攻めると、2Rも右の拳でダウンを奪い、文句なしの判定3―0で完勝した。

 試合後は「K―1で初勝利をやっとできました。安心したのとうれしい気持ちでいっぱいです」と安どの表情を浮かべる。さらに前回の反省を生かして戦えたと胸を張り「強気強気という気持ちで頑張れたと思います」。

 今後については「体重については考えたいですが、最終的に高梨選手にリベンジしたいと思います。もちろんベルトも取りたい。今までずっと48キロ以上しかやっていなかったですが、今回46キロで全然落ちたのでありかなと思いました。下の階級もいっぱい選手がいるのでやってみたいです」と笑顔で話した。