立ち技格闘技イベント「K―1」の年間最大イベント「K’FESTA.4 Day.2」(3月28日、東京・日本武道館)の追加対戦カードが発表され、スーパーファイトでライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレック(28)との対戦が決まったミャンマーの伝統格闘技ラウェイの使い手・南雲大輝(26)が意気込みを語った。

 所属ジムを八光流柔術総本部に変更したことなどもあり、リングネームを金子から南雲に改名。ゴンナパーとはかねて対戦を熱望しており、決定した瞬間は「マジかよ!」と驚いた。

「王者だからということもあるが、ムエタイの王者でK―1でも王者となった。僕もラウェイ選手としてキャリアがあるがK―1でまだ適応できていない。拳を交えることで成長できるのではないかと思った」と、国外武術をベースとしている王者からヒントを得る算段だ。

 全ては自分の成長することでラウェイの名を広く世にとどろかすためだ。「ミャンマー1000年の歴史を持つ伝統格闘技ラウェイを知っていただいて、世界が少しでも近いものにできればいいと思っている」と自身の名を売るという欲望は持っていない。

「結果が出ていない身でありながら大きなチャンス。ミャンマーの伝統格闘技を背負って命を張らせていただくことを光栄に思う」と目を輝かせた。