立ち技格闘技選手の育成を目的とした「K―1GYM 総本部」(東京・新宿区)が18日、道場開きを行った。

 K―1ジムは昨年8月に東京・武蔵小山、今年3月に同じく恵比寿にオープンしており、これが3店舗目となる。1日にプレオープンしたGENスポーツパレス(旧スポーツ会館)3階の同ジムにはプロ公式戦用リングが設置され、ウエートスペースも含めると約120坪と国内最大級の規模を誇る。

 ジム代表にはK―1甲子園で監督を務めた前田憲作(45)が就任した。前田代表は「チームドラゴン」も主宰しており、現ボクシング日本ヘビー級王者の藤本京太郎や「Krush」を中心とした数々の王者を輩出。「このような大きなジムを任されてうれしい。格闘技界をより盛り上げるため、いい選手を育てることで恩返しをしていきたい」と所信表明した。

 またチーフトレーナーは初代Krush63キロ級王者の梶原龍児が務める。昨年12月に現役引退した梶原は「現役時代からトップにこだわってきた経験を生かしたい。青少年たちには夢を追いかける素晴らしさを伝えたい」と目を輝かせた。

 同ジムは龍拳會空手のコースも設けられている。またビル2階にはプロレス団体「W―1」事務所もあり、交流が生まれる可能性もありそうだ。