立ち技格闘技イベント「K―1」の年間最大イベント「K’FESTA.4」(来年1月24日、東京・国立代々木競技場第一体育館)で、ボクシング元WBO女子世界ミニフライ級王者の山田真子(26)と対戦するMIO(25)が悲願のK―1ルール初勝利を誓った。

 2011年にプロデビューしたシュートボクシング(SB)を19年に離れたMIOは、20年9月の大阪大会でK―1初参戦。地元とあって気合十分で臨んだが、高梨knuckle美穂(27)に判定負けを喫した。新天地での初戦を落とし「とにかく悔しくて眠れなかった。しばらくは街を歩いてもすれ違う女の人が全員、高梨選手に見えて…。絶対にリベンジしたい」と力を込める。

 初戦は慣れないK―1ルールに苦しんだ。SBではバックドロップなどの投げ技が許されるが、K―1は禁止だったりと全くの異ジャンルであることを痛感した。「最初はいけると思ったんですけど、やってみたら距離感とか手数とか全然違いました」と振り返る。

 それでも今は格段に適応できているといい「相手は強いですが、今回はガンガン打ち合ってインパクトのある試合がしたい」と表情を引き締めた。

 同じ「K―1ジム相模大野KREST」に所属するK―1のエース・武尊(29)の存在も大きい。「戦い方の指導だけじゃなくて、食事のアドバイスとかももらってます。私、ついご飯をコンビニ弁当だけで済ませちゃったりするんですけど『それじゃあダメだ』と言われて…。スター選手はやっぱりストイックですね。今は食事から気をつけてます」。生まれ変わった姿で、今度こそ勝利をつかめるか。