「K―1 WORLD GP 2019 JAPAN」(30日、東京・両国国技館)で「K―1 スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」が行われ、武居由樹(22)が優勝した。

 1回戦でアレックス・リーバス(18=スペイン)、準決勝で玖村修平(22)をともに1ラウンドでKO。決勝の相手は玖村将史(20)だ。

 この日3試合目とは思えない強さを見せ、1ラウンドに左ストレートでダウンを奪うと、2ラウンド38秒、左のハイキックを顔面に叩き込んで失神させ、玖村兄弟撃破となった。

 WORLD GPスーパー・バンタム級王者として負けられないトーナメントだっただけに「絶対優勝してやると思っていた。夜も眠れないぐらい精神的にも追い込まれていて、1回戦が一番緊張していた」と安堵の表情。「メインを張るのが目標だったので達成できてよかった」と話した。

 王者として出場したトーナメントに優勝したことで、今後やりたい相手は「今はいない」とのことだが「K―1を盛り上げるように頑張ります」とK―1の顔としてのさらなる飛躍を誓った。

 またK―1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチは安保留輝也(23)が王者ゲーオ・ウィラサクレック(34=タイ)を延長の末、判定で破り第4代王者に輝いた。