【K―1】武尊「K’FESTA.2」で難敵撃破 原動力は生ムタ見たい

2019年03月11日 16時30分

強豪を撃破した武尊は客席に向かって雄たけびを上げた

 魔界の住人がK―1のエースを奮い立たせた。年間最大イベント「K’FESTA.2」(10日、さいたまスーパーアリーナ)で、武尊(27)はヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(27=タイ)に2R2分43秒、KO勝利を収めた。

「日本VS世界」の7対7対抗戦でラジャダムナンスタジアムの現役フェザー級王者と激突するや、第2Rに右ストレートで最初のダウンを奪い、一気にパンチのラッシュを仕掛けた。最後は左フックから左右の連打で“史上最強の敵”を撃破し「人生の中でも大一番と思って死ぬ気でやってきた。自分は格闘技でK―1が一番だと思っていて、それを証明するために今日の相手と戦った」と豪語した。

 奮起する理由があった。親交がある武藤敬司(56=W―1)の化身、グレート・ムタの存在だ。両ヒザの手術で長期欠場中の武藤よりひと足早く、ムタが復活する米国団体「HOG」4月6日のニューヨーク大会を観戦予定で「武藤さんの試合は見たことがあったけど、ムタは生で見たことなくて。めったに現れないし(故郷の)鳥取にも来なかった。『試合に勝ってムタを生で見るぞ』っていうのはすごいモチベーションになった」と明かす。

 また、今大会直前には復活を目指す武藤と治療院で遭遇。「俺も頑張るからさ、お前も頑張れよ」という激励の言葉が原動力となった。今後に向けて武尊は「格闘技の選手寿命は短いし、ピークでやれるのは限られている。格闘技を盛り上げるために意味のある試合で勝ち続けたい」と語気を強め、早くも次なる戦いに目を向けた。