「K―1 WORLD GP 2018 JAPAN」(24日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で、エース・武尊(27)が6か月ぶりにリングに復帰し、ダニエル・ピュータス(25=スペイン)に完勝した。

 3月の「第4代スーパーフェザー級王座決定トーナメント」を制し、K―1史上初の3階級制覇を成し遂げて以来の実戦となった武尊は、序盤から高速の打撃で圧倒。まずは右のパンチでこめかみを捉えて最初のダウンを奪う。さらに攻撃の手を緩めず、パンチのラッシュで再びダウンを奪うと、相手は立ち上がることなくKO勝ちとなった。

 試合後、マイクを持つと「全部の格闘技が盛り上がってるけど、K―1が世界最高のリングで最高峰の舞台だと思ってます。それを証明していくんでよろしくお願いします」と宣言。続けて「60キロの体として完成もしていない。減量もほとんどなかったので、伸びしろがあると思うので自分が楽しみです」とさらなる成長を誓った。

 また「初代クルーザー級王座決定トーナメント」は、シナ・カリミアン(30=イラン)が決勝でブバッカ・エル・バクーリ(24=モロッコ)を下し優勝した。