総合格闘技「RIZIN」の高田延彦統括本部長(56)が4月30日、自身がMCを務めるネット番組「高田横粂の世相談義」に出演。先月のWBC世界フライ級タイトルマッチで日本人王者としては初の計量失格により王座を剥奪された比嘉大吾(22=白井・具志堅)に対するJBC(日本ボクシングコミッション)の処分内容について言及した。

 JBCは先月25日に倫理委員会を行い、比嘉に対してライセンスの無期限停止と制裁金としてファイトマネーの20%を科すことを決定した。また、具志堅用高会長(62)らジム関係者を戒告処分とした。さらに今後、比嘉が復帰する際には階級を1階級以上、上げなければならない条件も決定した。

 これに対して高田氏は「これはJBCが管理することではない。適正体重を見極めるのはジムの仕事。JBCにここまで言わせた、ジム側の管理ミスが露呈された」と指摘した。

 ライセンスの無期限停止という、重い処分を受けた比嘉に対して「自己管理も非常に大事」と厳しい言葉を投げつつも、「大吾選手頑張れ。君は間違いなくチャンピオンに返り咲く」とエールを送った。