【ボクシング】井上尚弥 比嘉にバンタム級転向のススメ

2018年04月18日 16時30分

井上(左)は“仮想マクドネル”とした長身のスパー相手を圧倒

 WBA世界バンタム級タイトルマッチ(5月25日、東京・大田区総合体育館)で3階級制覇に挑む“怪物”井上尚弥(25=大橋)が、計量失敗でWBCフライ級王座剥奪という日本人世界王者で初の大失態を演じた比嘉大吾(22=白井・具志堅)を気にかけている。

 2014年4月にWBCライトフライ級で自身初の世界ベルトを獲得。だがこの階級では最大12キロ、試合前の2週間で10キロ落としたり、計量前の3日間は飲まず食わずで、ひたすら横になって基礎代謝で1・9キロ落とすという壮絶な減量をしていた。

 しかし井上は「最後は気合と根性でした」と乗り越えただけに、比嘉に対して「(試合を)やると決めた以上はプロとして体重はつくらないと」と厳しく話した。その上で「メンタルがやられていると思うので、しっかり休んで復帰してきてほしい」と、連続KO勝利の日本記録更新がかかった15日の試合で悪夢のTKO負けに終わった比嘉のダメージを心配している様子。さらには「バンタム級に上げればいいと思う」との注目発言もあった。

 自身はライトフライ級王座の初防衛に成功後、「階級を1つ上げても減量苦は変わらない」との理由でスーパーフライ級へ“飛び級”した。14年12月にWBO同級王座を手にして見事に2階級制覇を達成したが、同じ道を進むことを比嘉に進言したのだ。

 比嘉が一気に2階級上げてバンタム級で戦うことになれば、強力なライバルとなり得る。それでも“怪物”は「問題ないです」とキッパリ。数年後、2人が統一戦で拳を合わせることに期待がかかる。