【ボクシング】王座剥奪の比嘉大吾 精彩欠く内容で9回TKO負け

2018年04月15日 21時07分

ロサレス(奥)のパンチに顔をゆがめる比嘉

 WBC世界フライ級タイトルマッチ(15日、横浜アリーナ)で、日本人世界王者で史上初めて体重超過で王座を剥奪された前王者の比嘉大吾(22=白井・具志堅)が同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)に9ラウンド1分14秒、TKO負けを喫した、比嘉は日本新記録の16連続KO勝利はならず、ロサレスが新王者となった。

 比嘉が勝つか引き分けだと王座は空位のまま、敗れればロサレスが新王者となる一戦。リングに上がった比嘉は体調が良くないのか、顔色がさえない。1ラウンドは様子を見たのか、積極的な攻めが見られなかった。

 2、3ラウンドはワンツーで反撃に出るが、ロサレスの細かい左のジャブとアッパーを浴びて劣勢に。4ラウンド終了時点の公開採点では、ジャッジ1人が39―37で比嘉、残りの2人は39―37でロサレスを支持した。

 6ラウンドには接近戦で強烈なパンチを食らい、なかなかペースを握れない。7、8ラウンドと死力を振り絞って接近戦でパンチを振るったが、8ラウンド終了時点の採点は79―73、77―75、76―76でロサレス優勢は変わらず、9ラウンドに試合が止められた。
 
 比嘉が勝っても王座を取り戻せるわけではない。16戦連続KO勝利の日本新記録を達成しても、体重超過という事実は変わらない。試合へのモチベーションを保つことが難しい中、プロ初黒星となり、何とも後味の悪い試合となった。