JBCがネリを永久追放 世界のボクシング界も同調か

2018年03月10日 16時30分

ルイス・ネリ

 日本ボクシングコミッション(JBC)の倫理委員会は9日、山中慎介(35=帝拳)を挑戦者に迎えたWBC世界バンタム級タイトルマッチ(1日)の前日計量をパスできずに王座を剥奪されたルイス・ネリ(23=メキシコ)を「日本でのボクシング活動停止処分」とすると発表した。

 ネリは2月28日の前日計量で2・3キロオーバー、約2時間後の再計量でも1・3キロオーバーで失格となった。海外選手の計量失敗は通常「1年間の招聘禁止処分」で、ネリも当初はこのリストに記載された。だがJBCの倫理委は「階級制を前提としたボクシングに対する社会的信用を著しく毀損する行為」で「世界タイトルマッチにおける失格」「2・3キロオーバーは極めて異例な重大な違反」により厳重な処分が相当として、事実上の永久追放処分とした。

 さらにこの処分を今回の世界王座の管理団体であるWBCだけでなく、WBO、WBA、IBFの世界タイトル管理団体や各国ボクシングコミッションにも通知し、協力を求める。他団体の判断によってはネリが世界のボクシング界から追放される可能性もある。

 ネリは昨年8月に当時王者だった山中に4回TKO勝ちして王者に。王座剥奪となった1日の再戦も2回TKO勝ちした。試合後に山中は「厳しい処分を」と訴えたが、その声にボクシング界が動きつつある。