JBC 計量オーバーのネリを永久追放

2018年03月09日 16時53分

日本でのボクシング活動が停止されたネリ

 日本ボクシングコミッション(JBC)の倫理委員会は9日、1日のWBC世界バンタム級タイトルマッチの前日計量をパスできずに王座を剥奪されたルイス・ネリ(23=メキシコ)を「日本でのボクシング活動停止処分」とすることを発表した。

 ネリは2月28日の前日計量で2・3キロオーバー。約2時間後の再計量でも1・3キロオーバーでパスできずに失格となった。

 海外選手の計量失敗は通常「1年間の招聘禁止処分」で、ネリも当初はこのリストに記載された。

 だがJBCの倫理委員会は「階級制を前提としたプロ競技スポーツであるボクシングに対する社会的信用を著しく毀損する行為」であるとともに「世界タイトルマッチにおける失格」「2・3キロオーバーは極めて異例な重大な違反」で、より厳重な処分が相当として、期限を設けない事実上の永久追放処分とすることを決めた。

 さらにJBCの処分を実効化させるため、今回の世界タイトルの管理団体であるWBCだけでなく、WBO、WBA、IBFの世界タイトル管理団体や各国のボクシングコミッションにもこの決定を通知し、協力を求めるとのことで、他団体の判断によっては、ネリが世界のボクシング界から追放される可能性も出てきた。

 ネリは昨年8月に当時の王者だった山中慎介(35=帝拳)に4ラウンドTKO勝ちして王者に。1日の再戦は計量失格で王座を剥奪されたものの、試合は2ラウンドTKO勝ちした。