田中恒成 3・31再起戦を3階級制覇への“ステップ”に

2018年03月07日 15時58分

この日が誕生日の畑中会長(左)にバカラのグラスをプレゼントした田中は、ノンアルコールビールとスポーツドリンクで乾杯

 ボクシング元2階級王者の田中恒成(22=畑中)が7日、名古屋市内のジムで、WBO世界フライ級12位ロニー・バルドナド(22=フィリピン)とのノンタイトル戦(31日、名古屋国際会議場)に向けた公開練習を行った。

 田中はWBO世界ライトフライ級王者だった昨年9月、V2戦でTKO勝ちしたものの両目を眼窩底骨折。今回が復帰戦となる。そのため「パンチをもらわないように、スピードを生かした攻撃をして、その中でKOを狙えれば」と話した。

 昨年末にはWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(31=ワタナベ)と統一戦を行うことが既定路線となっていたが、ケガで白紙に。田口は大みそかにWBA・IBF統一王者となり、その2か月前には村田諒太(32=帝拳)がWBA世界ミドル級王者に。田中の新たな主戦場となるフライ級でもWBC王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)が連続KO日本記録(15)に並ぶなど、王座を返上し休んでいる間に様々な快挙が達成された。

「自分がふがいない試合をした後に他の人の試合ばかり見ていると、劣等感で置いていかれる気持ちになった」

 そんな時期を経た上で臨む再起戦は、WBO世界フライ級王者・木村翔(29=青木)も視察に訪れる見込み。田中は現在、WBOフライ級1位ということもあって「お客さんが納得してくれる試合をしたら、すぐに(世界戦の)交渉に入りたいと思います」(畑中清詞会長)。3階級制覇へ向けて、気の抜けない一戦となる。