世界初挑戦の松本亮 王者ローマン崩せず判定で敗れる

2018年02月28日 21時53分

ダニエル・ローマン(右)に敗れた松本亮

 ボクシングのWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチは28日、東京・後楽園ホールで行われ、世界初挑戦の同級11位・松本亮(24=大橋)が王者ダニエル・ローマン(27=米国)に0―3で判定負けし、王座獲得はならなかった。

 ローマンは昨年9月、久保隼(27=真正)をメッタ打ちにしてTKO勝ちし王座を獲得。そんな王者に果敢に挑んだが、採点は119―109が2人、残る1人も118―110をつける完敗だった。

 端正なルックスでモデルの活動経験もある松本。一昨年は副甲状腺機能亢進症を発症して3回、トータル3か月の入院を強いられ、手術もした。その影響で身長が3・5センチ、体重も3キロほど増えたため、従来のバンタム級からひとつ上げての世界挑戦となった。

 ジムメートのWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24)とは同学年。ともに神奈川県出身ということで常に比べられてきた。「やっと一歩近づける」と気持ちを高めて上がった世界戦のリングだったが、立ち上がりから試合の主導権を握ったのはローマンだった。

 王者が徐々に距離感をつかんで前に出ると、体格で上回るはずの松本は逆に攻めあぐねる格好になってしまう。中盤からエンジンをかけて、ローマンがより前に出ると展開はさらに一方的に。松本は10ラウンド中盤に右ボディーを被弾すると、一瞬ヒザが沈みかけた。

 勝つには倒すしかない最終回。松本は果敢に飛び出したものの、左を当てられて、簡単に勢いを止められる。ダウンシーンこそなかったが、松本は最後まで見せ場をつくれず。実力差が出た試合となった。