王者ネリが超強気「KO決着」予告にリベンジ期す山中陣営の対策は?

2018年02月23日 16時30分

王者ネリは公開練習の合間に大あくび

 WBC世界バンタム級タイトルマッチ(3月1日、両国国技館)で、前王者で同級1位の山中慎介(35=帝拳)とリターンマッチを行う王者ルイス・ネリ(23=メキシコ)が22日、練習を公開したが、強気な“ネリ節”が波紋を呼んでいる。

 世界王者となったことで、2階建ての自宅と米国製高級SUV車を購入。さらに昨年末には第1子となる長女が誕生して、まさに「我が世の春」といった感じのネリは舌も滑らかだった。

 まずは試合の展望について「KOで終わる。それは1ラウンドかもしれない」と切り出すと「ヤマナカには弱点がある。左は強いけど右はそれほどでもないし、前回(昨年8月)は自分がプレッシャーをかけた時に、彼は突っ立ったままで何をしていいのかわからないようだった」と前王者をばっさり。“神の左”の返り討ちに揺るぎない自信を持っているようで「勝ったらもう1軒、家を買いたい」とも。さらには「今回も勝って、その先はイノウエ(井上尚弥=WBO世界スーパーフライ級王者)や(カルロス)クアドラス(元WBC同級王者)とやりたい」との“将来設計”まで口にするほどだ。

 王者は強気一辺倒だったが、山中陣営はどう見ているのか。帝拳ジムの浜田剛史代表(57)は「そうは言っても、山中の左の怖さはわかっているから、相当警戒しているはず。最初から出てくるようなことはしないはず」。突っ立ったまま発言についても「バランス崩したのを、そう思ってるんじゃないですかね」(田中繊大トレーナー)と、王者の“思い違い”だと指摘する。

 それでもネリは「勝ったら相撲でもとろうか?」と、試合会場の国技館にちなんだジョークまで口に。余裕なのか、それとも山中のリベンジを警戒した上での陽動作戦なのか。前回の試合後にドーピング違反が発覚するなど何かとお騒がせの王者だけに、今度こそ“神の左”できっちりと黙らせてほしいが…。