ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ(3月1日、両国国技館)で、前王者の同級1位・山中慎介(35=帝拳)とリターンマッチを行う王者のルイス・ネリ(23=メキシコ)が22日、都内の帝拳ジムで公開練習を行った。

 現時点で7人、試合当日までに総勢13人となる大所帯で来日したネリは「ヤマナカはプレッシャーに弱い弱点があるし、左はとても強いけど右はそれほどでもない。自分は前回よりもとても強くなった。試合はKOで終わる」と言いたい放題。

 世界王者となったことで、2階建ての自宅と米国製の高級SUVを購入。さらに年末には第1子となる長女誕生と、いいことずくめ。

 さらには「今回も勝って、その先はイノウエ(井上尚弥=WBO世界スーパーフライ級王者)や(カルロス)クアドラス(元WBC同級王者)とやりたい」と、ビッグネームの名前を挙げて“皮算用”ともいえる野望を明かした。

 今回の試合会場が国技館ということで「ヤマナカに勝ったら相撲でもやろうか」と、どこまでも口は滑らか。日本には「口は災いの元」ということわざがあることを、神の左で思い知らせてほしいものだ。