比嘉大吾が圧巻V2 故郷・沖縄で日本タイ15連続KO「特別な王者を目指す」

2018年02月04日 20時52分

1ラウンドKO勝ちで喜ぶ比嘉大吾

 WBC世界フライ級王者・比嘉大吾(22=白井・具志堅)が4日、沖縄県立武道館で、挑戦者で同級9位のモイセス・フエンテス(30=メキシコ)を1ラウンド2分32秒KOで破り、2度目の防衛に成功した。デビューからの連続KOを「15」に伸ばした比嘉は、元WBC世界スーパーライト級王者の浜田剛史氏(57)が持つ連続KO日本記録に並ぶ偉業を、地元で達成した。

 まさに電光石火だった。試合開始のゴングから150秒ほど。比嘉が左のボディーとフックを連打。最後は右ボディーをめり込ませると、フエンテスはヒザから崩れ落ちた。

 カウントしている最中にフエンテスはマウスピースを吐き出す。何とか立ち上がったが、ダメージは大きく、レフェリーが10カウントを数えた。

 37年前に所属ジムの具志堅用高会長(62)がWBA世界ライトフライ級タイトルV14戦でKO負けし、引退に追い込まれた沖縄での凱旋試合。立ち上がりはフエンテスが的確なボディーを当て、会場には、微妙な空気が漂いかけた。

 だが「一発入ったけど、倒れるパンチじゃなかった」と比嘉。1分過ぎから反撃に転じると、右で確実にダメージを与え続ける。

 そして、最後は「これは立てないだろうな」と思った右ボディーで、元2階級王者をリングに沈めた。

 リングサイドでテレビ解説した浜田氏の目前でド派手にKOし「偉大な浜田さんに並べて光栄です」と話した比嘉。「これからもKOにこだわる。僕はKOがなければ、ただの王者。特別な王者を目指して頑張ります」と、次戦での新記録樹立に意欲を見せた。