昨年大みそかにWBA、IBF統一世界ライトフライ級王者になった田口良一(31)とV1を果たしたIBF世界ミニマム級王者の京口紘人(24=ともにワタナベ)もこの日、本格的な練習を再開した。

 2018年の始動にあたって、両王者は今年の抱負を色紙にしたためた。「強い王者と思われるように。皆さんがワクワクする、見に行きたいと思う試合をしたい」との意気込みを語った田口は「V10」。今年は順調なら3試合を戦う予定で、全部勝てばWBA王座の連続防衛回数が大台に乗る。「4月か5月ごろ」(渡辺均会長)という次戦は、IBFから対戦指令の出ている、ランク6位のヘッキー・ブドラー(29=南アフリカ)が相手となる見込みだ。

 一方、京口は「勝った瞬間は『これで王者として年が越せる』とホッとした気持ちが大きかった」との心境だったという。色紙に書いた言葉は「価値を高める」。そのためにも「負けるんちゃうか?という試合をしていきたいと思っています」と覚悟を語った。