3階級制覇の井岡一翔が引退を電撃表明 今後については「今は言えない」

2017年12月31日 23時39分

引退を発表した井岡一翔

 前WBA世界フライ級王者の井岡一翔(28)が31日、横浜市内のホテルで記者会見を行い、現役引退を発表した。

 一翔は「ボクシングを始めた時からの目標だった3階級制覇を達成した時に引退しようと思っていた」と、すでに2年前からグローブをつるすことを考えていたことを明かし、今年5月のV5戦前には最終的な決意を固めていたという。

 それから発表まで8か月の期間を要したことについては「6年戦い続けてきた大みそかという特別な日に思いを伝えたかった」と説明。今後の活動については「今は言えないけど、期待を裏切ることのないように」と話したのみで、具体的な内容については言及しなかった。

 一翔は2011年2月に、当時の世界王座獲得日本最速記録となる7戦目でWBC世界ミニマム級タイトルを奪取。翌12年6月には当時のWBA同級王者の八重樫東(34=大橋)と、日本初の団体間による王座統一戦を行って判定勝ちした。

 その後、12年大みそかにWBA世界ライトフライ級王座、15年4月に同フライ級タイトルを獲得して3階級制覇を達成した。

 今年4月22日にはノクノイ・シットプラサート(30=タイ)を判定で下して同王座のV5を達成。5月には歌手の谷村奈南(30)と結婚した。

 11月9日には大阪市内の井岡ジムで、父でもある一法会長(50)が一翔不在の会見を行い「結婚以降、東京に生活の拠点を移して(大阪の)ジムにコンスタントに来ていない。東京の練習を見ていないし、スパーリングもしていない。一翔本人も『準備が大みそかに間に合わない』と言っている」との理由でWBAフライ級王座を返上したことを発表していた。

 一部では父との確執なども報道されたことがあったが、一翔は「今の自分があるのは父や家族の支えがあったから」と否定した。