【ダブル世界戦】拳四朗「北斗百裂拳」でWBCライトフライ級王座V2

2017年12月30日 20時06分

ヒルベルト・ペドロサ(左)をTKOで下した拳四朗

 WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ(30日、横浜文化体育館)は、王者・拳四朗(25=BMB)が同級11位ヒルベルト・ペドロサ(25=パナマ)を4回1分12秒TKOで下して、2度目の防衛に成功した。

 4ラウンド開始のゴングとともに一気にギアを上げた。開始早々に右フックでペドロサが腰を落としかけると、ロープに詰める。ここはダウンに至らなかったものの、すぐに左ボディーから右フックの鮮やかなコンビネーションで最初のダウンを奪った。

 さらにコーナーに追い詰めてメッタ打ちにしたところでたまらずレフェリーがストップ。電光石火の連打を「北斗百裂拳です」と、漫画「北斗の拳」の主人公ケンシロウの必殺技をもじって説明した。

 過去2度の世界戦は判定だったため、KOに意欲を見せていた通りの結果に「(自身初の)生放送で見せることができたのでよかったです」とトレードマークの笑顔を爆発させた。

 大みそかに東京・大田区総合体育館でWBA・IBF世界ライトフライ級王座統一戦を行うIBF王者ミラン・メリンド(29=フィリピン)は、WBA王者・田口良一(30=ワタナベ)を下した後の構想として「他のベルトも統一したい」と豪語しており、今後の対戦相手として拳四朗の名前が挙がることは十分に考えられる。

 一方の田口はこの日の前日計量後は「明日(31日)の試合に集中するだけです」と話すにとどめたが「4団体もあると、誰が強いのかが分かりにくい」とも語っており、統一王者となれば拳四朗の「3本目のベルト」に意欲を示してくることは十分に考えられる。

 そんなLフライ級戦線に名乗りを挙げるのに恥じない、鮮やかなKO劇だった。