IBF世界ミニマム級王者の京口紘人(23=ワタナベ)が27日、大みそかのV1戦(東京・大田区総合体育館)に向けた公開練習を都内のジムで行った。

 中学1年から2年間指導を受けた元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(47)から譲られたウインドブレーカーを着て、たっぷり汗をかいた王者は「ゲン担ぎじゃないけど、これを着ると気合が入ります。ジョーちゃん(辰吉)の代名詞だった左ボディーで倒すような試合をして、年末の5つの世界戦の中でも目立つような試合がしたい」と意気込みを語る。

 7月に世界ベルトを奪取した後にジムの寮を出て一人暮らしを始めた。家賃は11万3000円(管理費込み)だが「家電や家具を揃えたりしたので、全部で100万円ぐらいかかった」(京口)。

 さらに試合後は親類にお年玉をあげる予定。何かと物入りとあって、負けるわけにはいかない。