WBA世界ライトフライ級王者の田口良一(30=ワタナベ)が17日、都内で会見を開き、大みそかに東京・大田区総合体育館でIBF同級王者のミラン・メリンド(29=フィリピン)と王座統一戦を行うと発表した。

 田口は2014年の大みそかに現王座を獲得して今回が7度目の防衛戦。メリンドは昨年11月に暫定王者となり、今年5月21日に当時の正規王者だった八重樫東(34=大橋)を1ラウンドTKOで破って正規王者となり、今回が2度目の防衛戦となる。

「前から強い選手とやっりたい、と言っていて今回の試合を組んでもらって感謝しています。勝って評価を上げたいと思っています」と意気込みを語った上で「勝てば田中(恒成=WBOライトフライ級王者)との試合も近づいてくると思う」と3団体統一戦にも色気を見せた。

 日本ボクシングコミッション(JBC)によれば、国内で日本人選手の統一戦が行われるのは、12年6月の八重樫(WBAミニマム級王者)対井岡一翔(28=井岡、WBC同級王者)戦。13年12月の亀田大毅(28=亀田、IBFスーパーフライ級王者)対リボリオ・ソリス(35=ベネズエラ、WBA同級王者。)戦に続いて3例目となる(タイトルは当時。ソリスは前日計量失格のため、試合時点では前王者)。

 セミでは7月に日本最速のデビューから1年3か月で世界王者となった京口紘人(23=ワタナベ)がIBF世界ミニマム級王座のV1戦を同級3位のカルロス・ブイトラゴ(25=ニカラグア)と行うことも発表された。