世界ベルト奪取!村田諒太リベンジのウラに「解糖系トレーニング」

2017年10月23日 16時30分

笑みを浮かべながらエンダム(手前)を追い込んだ村田

 WBA世界ミドル級タイトルマッチ(22日、東京・両国国技館)で、同級1位の村田諒太(31=帝拳)が王者のアッサン・エンダム(33=フランス)に7回終了、TKO勝ち。不可解な判定で敗れた5月の王座決定戦の雪辱を果たして、新王者となった。

 村田は「エンダムのスタミナを削ってギブアップさせることができた」と話した。作戦通りのTKO勝ちでリベンジを果たしたが、この裏にはフィジカルを担当する中村正彦トレーナー(43)が取り入れた「解糖系トレーニング」があった。

 これは30~40秒間の無酸素運動的トレーニング(主にダッシュ)を繰り返し行うもの。ボクシングの試合では「有酸素運動レベルのパフォーマンスをしている時間が多い」(同トレーナー)。強いパンチを打ち続けるラッシュ時が無酸素運動で、これをどれだけ長い時間、多くのパンチを出せるかで相手を倒せる可能性が変わってくるのは言うまでもない。

 5月の王座決定戦では4回にダウンを奪いながらも、その後に仕留めきれなかった。前回の課題を克服するために取り組んだのが、このトレーニングなのだ。

 8月のキャンプ以降も試合直前まで続けたおかげで、この日は「自信を持って前に出られた」(村田)。ダウンこそ奪えなかったものの、パフォーマンスを落とさずにエンダムを棄権に追い込むことができたというわけだ。練習はうそをつかない。この言葉を地でいった村田の勝利だった。