【ボクシング】エンダムと因縁再戦あと2日 村田が超ハードトレで肉体進化

2017年10月20日 16時30分

合宿で走り込んだ村田は驚異の肉体を手に入れた

 WBA世界ミドル級タイトルマッチ(22日、東京・両国国技館)で村田諒太(31=帝拳)は、5月の王座決定戦で敗れた王者アッサン・エンダム(33=フランス)へのリベンジを狙う。19日を完全休養日に充てたが、今回の再戦に向けてハードトレーニングを行ってきた結果、驚異的な身体能力のさらなるパワーアップに成功したという。

 エンダム戦に向けて肉体強化のためのトレーニングキャンプを行った8月のこと。中村正彦トレーナー(42)は、村田に対して「5月は勝てなかったんだから今回はもっとキツい練習をやるしかない」と告げると、金メダリストは苦笑いで「ハイ」と返したという。

 しかし、前回対戦前と比べると明らかに目の色が違っていた。「リベンジするんだというモチベーションが大きいんだと思います。なぜ、このキツい練習をやるかの意味がわかっていますから。例えば走る練習にしてもタイム、スピードとも5月の試合に向けた時とは数値が上がっています」(中村トレーナー)

 この合宿の成果として総合的な身体能力が「1~2割アップしたと思います」と同トレーナー。この発言だけを聞いても大したことないと思うかもしれない。だが、例えば100メートル走のトップスプリンターが短期間に1割もタイムを縮めることはほぼ不可能。五輪で金メダルを獲得したほどの身体能力を誇る村田が、さらにパワーアップできたのはまさに驚異的なことなのだ。

 続けて、中村トレーナーが「あれだけ厳しくしたのだから、効果がなければ泣いちゃいます」と振り返る強化キャンプの“貯金”を減らすことがないように、9月上旬までは週3回、その後も疲労をため込まない程度に週1回ほど、ハードなトレーニングを続けていたという。

 スタミナ自慢のエンダムは17日の公開練習の際、村田に対して「12ラウンド、フルに戦う体力をつけて来い」と言い放ったが、王者の予想を上回る肉体をつくり上げたわけだ。リマッチでは、ビルドアップされた村田のフィジカルに驚くことになるかもしれない。