WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ(13日)でパランポン・CPフレッシュマート(タイ)に9回TKO勝ちし、V2に成功した王者・田中恒成(22=畑中)が20日、名古屋市内で試合で負ったケガの診断結果について会見を行った。

 畑中清詞会長(50)によると「昨日検査がすべて終了しました。両目の眼窩底骨折で2か月間の安静。(4針縫った)右目の外傷で3か月のスパーリング禁止です」という。これで年末に予定されていたWBA同級王者・田口良一(30=ワタナベ)との統一戦は事実上、不可能になった。

 この結果に田中は「僕のケガがなければ(統一戦は)実現していたと思う。いい内容で進んでいただけに、田口選手や関係者の皆さんに申し訳なく思う」。今後の予定については、回復を待ってから改めて考えると畑中会長が話した。