【ボクシング】岩佐世界奪取の裏に”ゴッドハンド”

2017年09月19日 16時30分

念願のフェラーリに、ガッツポーズの岩佐

 13日に行われたIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチで小国以載(29=角海老宝石)を破って新王者となった岩佐亮佑(27=セレス)が、王座奪取の舞台裏を本紙に明かした。

 18日、岩佐のスポンサーを務める自動車部品メーカー「ワールドウイング」の中川貴行社長(33)から約3000万円の超高級車、白のフェラーリ「458スパイダー」を贈られ「これが夢だった。世界チャンピオンと合わせて2つの夢がかなった」と笑顔。だが、この“ご褒美”を手にするまではもう一つの壮絶な戦いがあったという。

 3月に行われた前哨戦は、万全の仕上がりとは程遠い状態で試合に臨んだ。理由は腰痛による練習不足。不安は試合を終えても解消されなかったため、地元で“ゴッドハンド”と呼ばれる吉田辰成氏を紹介された。

 すぐに接骨院で施術を受けると、腰の痛みはひいた。世界戦前の公開練習直後にも施術を受け「これで腰の動きが良くなった。万全で王座戦に臨めた」と効果の大きさをかみ締めた。
 晴れて王座をつかんだが「今まで以上にプレッシャーを感じている。もっと頑張らなきゃ」と王座防衛に向けて気持ちを新たにした。今後は「新しいことを取り入れたい。本格的にフィジカルの専門家を呼びたい」とし、丹念な体のケアに努める考えだ。

 とはいえ、フェラーリは長時間の運転には向かないといわれる車。腰痛持ちの岩佐だけに、ドライブはほどほどにしておいたほうがよさそうだ。