ボクシングのダブル世界戦(13日、エディオンアリーナ大阪)の調印式と前日計量が12日、大阪市内のホテルで行われ、メーンのIBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチで対戦する王者・小国以載(29=角海老宝石)と同級3位・岩佐亮祐(27=セレス)、セミのWBO世界ライトフライ級タイトルマッチで対戦する王者・田中恒成(22=畑中)と同級13位パナラポン・CPフレッシュマート(32=タイ)がいずれも一発で計量をパスした。

 初防衛戦となる小国は「挑戦者の気持ちでやるために」と青のグローブを選択。一方で髪を赤く染め「髪を赤くした時は全部KOで勝ってるんですよ」と堂々のKO勝利を宣言した。

 挑戦者の岩佐は「気分だったので」と黄色いグローブを選んだ。後援者からは世界王者になったらフェラーリをプレゼントすることを約束されているとあって「人生かけて、ベルトもフェラーリももらいます」と言い切った。

 V2戦に臨む田中は挑戦者と初対面だったが、印象を聞かれても「横に座っているだけじゃ分からない」とサラリ。プロ10戦目の節目となる試合は初の全国中継ということもあり「スピード、テクニック、パンチを見てほしい」とアピールした。