【ボクシング】IBF世界Sバンタム級王座挑戦の岩佐 「山中vsネリ」に複雑胸中

2017年09月07日 16時30分

岩佐はキャップにつけたボールをパンチで打つユニークな練習を披露

 IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(13日、エディオンアリーナ大阪)で王者の小国以載(29=角海老宝石)に挑戦する同級3位の岩佐亮佑(27=セレス)が、かつて拳を交えた前WBCバンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)の敗北に複雑な胸の内を吐露した。

 6日は千葉・柏市の所属ジムで練習を公開。岩佐は2011年に日本バンタム級王者だった山中に挑戦し、10回TKO負けを喫した。この戦いを「山中は強かった」と振り返った。その山中は先月15日、V13戦でルイス・ネリ(22=メキシコ)に4回TKO負け。岩佐はその強さを知るだけに「拳を交えた山中が負けた。ファンとしてもショックだった」といまだに驚きを隠せない。

 そのうえ、新王者のネリは禁止薬物使用の疑いをかけられており、V13戦が無効試合になる可能性が浮上している。岩佐は「真実は分からないが」と前置きしたうえで「ああいう疑惑が出て後味が悪い。嫌だし、残念だ」とポツリ。自身もキャリアを築いてきた“黄金のバンタム”で起きた騒動だけに、やるせない思いが募っている。

 もちろん、自身の王座戦では、そんなモヤモヤを吹き飛ばすファイトを見せるつもりだ。岩佐は「ボクシング人生を懸けて倒す」との決意を明かし「ベルトをしっかり取る」ときっぱり。2年前にはIBFバンタム級暫定王座決定戦で敗れたが「全体的にパワーアップできたと思う」と成長を実感している。