IBF世界スーパーバンタム級タイトルマッチ(13日、エディオンアリーナ大阪)で、王者・小国以載(29=角海老宝石)に挑戦する同級3位・岩佐亮佑(27=セレス)が6日、千葉・柏市の所属ジムで公開練習を行った。

 2年前、初の世界挑戦となったIBF世界バンタム級王者リー・ハスキンス(33=英国)戦では6回TKO負けを喫した。それ以来、2度目となる世界挑戦に「気持ちやパワー、技術が全体的に1~2回り大きくなっている。判定とか余計なことを考えずに、自分のボクシングを貫く」と意気込んだ。

 所属ジムのセレス小林会長(44)は「コンディションは相当良い。過去最高」とお墨付きを与える。岩佐も「会長のボクシングが世界に通用することを証明する」と話した。

 シャドーボクシングやマスボクシング、サンドバッグ打ちなどで汗を流した岩佐は「リミットまで1キロちょい落とすだけ」と順調な調整ぶりをアピール。王者とは高校生の時にも戦っているが「縁を感じる。でもそれは自分のための巡り合せだと信じたい」。続けて「ボクシング人生をかけて小国さんを倒しにいく。チャンピオンになる」と必勝を誓った。