【ボクシング】小国のネガティブ発言初防衛への陽動作戦? 

2017年09月06日 16時30分

小国は初防衛戦に向けてパプリカにかぶりつくパフォーマンス

 IBF世界スーパーバンタム級王者の小国以載(29=角海老宝石)が同級3位の岩佐亮佑(27=セレス)との初防衛戦(13日、エディオンアリーナ大阪)に向けて“謎”のネガティブ発言を連発した。

 5日、都内のジムで練習を公開し「予想は4―6(で岩佐有利)」と言いだした。その根拠は高校時代の対戦で完敗し、プロになってからのスパーリングでも「ボコボコに殴られたイメージが強い」ためだ。「アマチュアで一番嫌だった相手とまさか世界戦でやるなんて」(小国)とすっかり意気消沈ムードだ。

 岩佐はプロでの2敗がいずれもTKO負け。相手は山中慎介(34=帝拳)とリー・ハスキンス(33=英国)で、2人はその後世界王者となった。王者も「神の左」に続くKO勝利をぶち上げると思いきや「僕はパンチがないから勝つなら判定」とどこまでも控えめだ。

 岩佐は世界王者となったらフェラーリをプレゼントされる、と聞くと「維持費が大変だから、僕はカローラかワゴンRでいいです」。何を聞いても「のれんに腕押し」状態で、揚げ句には「メーンが(午後)9時開始なんてずっと緊張しっぱなしで待たないといけない。1試合目がいいです」とまで言い、景気のいい言葉は出てこない。

 その一方で、苦手なサウスポーの岩佐を「大嫌いな」ピーマンに例えて「ピーマンが食べられない子供に食べられるようにするにはパプリカから、ということなので」と周到に用意していた黄色いパプリカにかぶりつくパフォーマンスも…。

 偵察に来た来たセレスジムのセレス小林会長(44)は、この一部始終を見た上で「あれだけしゃべれるのは調子のいい証拠」と逆に警戒心を強める。昨年大みそかには、前王者の強敵ジョナタン・グスマン(28=ドミニカ共和国)に3―0の判定勝ちで王座を奪っており、こうした発言はかえって不気味。やはり陽動作戦なのか?