【ボクシング】WBO世界ミニマム級V1戦の福原辰弥 ゲーセンバイト生活“卒業”だ

2017年08月26日 16時30分

福原(左)の後ろには背後霊のようにくまモンがピタリ。右は山中

 ボクシングのWBO世界ミニマム級王者・福原辰弥(28=本田フィットネス)が25日、熊本県内で同級1位の山中竜也(22=真正)との初防衛戦(27日、熊本・芦北町民総合センター)の調印式に出席した。式には熊本が生んだゆるキャラ「くまモン」がやって来て、場を和ませた。

 福原は「しっかりいい内容で勝ちたい」と必勝を期す。前回の暫定王者決定戦(2月)は判定勝ち。今回もKOにはこだわらず「チャンスがあったら狙っていきたい」と話した。対する山中も「距離が大事になってくる。自分の距離で試合できるようにしたい」とリーチの長さを生かすつもりだ。

 式の途中で登場したくまモンは福原の後ろに陣取り、時折、背後からのぞき込むなど、愛らしい動きを見せた。

 くまモンが福原の闘志に火をつけた。熊本市出身の福原は「ちょっかい出されました(笑い)。熊本県では、くまモンが一番有名。試合当日は、くまモン以上に目立たないといけない」と、くまモンをライバル視。というのも世界王者とはいえ、前王者の高山勝成(34)の引退により暫定王者から正規王者に“昇格”したこともあって、知名度はまだまだ。一方のくまモンは試合当日は会場に来られないほど忙しい。ジム関係者は「世界戦の交渉よりも、くまモンを呼ぶほうが大変でした」と冗談交じりに明かした。

 少しでもくまモンに近づければ、取り巻く環境も変わる。福原は熊本市内のゲームセンターでアルバイトをしているが、「バイトは勝ってからどうするか考えたい」。目立つ試合をすれば、バイトを“卒業”してボクシングに集中する生活も視野に入ってくる。

 くまモンは高いハードルだが、まずは初防衛成功だ。