WBA世界ミドル級1位の村田諒太(31=帝拳)が18日、今月26日(日本時間27日)に行われる元5階級王者、フロイド・メイウェザー(40=米国)と、総合格闘技のUFC2階級王者のコナー・マクレガー(29=アイルランド)の対戦のPRイベントに参加した。

「異種格闘技戦」の趣があるとはいえ、完全なボクシングルールで行われる一戦の勝敗の行方について村田は「(マニー)パッキャオにも勝って、(オスカー)デラホーヤにも勝って、ここでUFCの選手に負けたら『何やってんですか? メイウェザーさん』ということになる。中盤にKOしないとダメでしょう」との見方を示した。

 ただし、マクレガーにも勝機はあるという。

「メイウェザーが2年のブランクで、どこまで鈍っているか。マクレガーがそこをついてドカンといったら、わからない。格闘技でどちからが勝つ可能性が『100対ゼロ』というのは、あり得ないですから」

 自身がこうした試合に臨む可能性については「ボクシングでいろいろなことを証明してから。(5階級制覇した)フロイドだから許される試合だと思う」と、まずは10月22日の、WBA世界ミドル級王者、アッサン・エンダム(33=フランス)とのリターンマッチでベルトを奪い取ることに集中している様子だった。