IBF世界ミニマム級タイトルマッチ(23日、東京・大田区総合体育館)で初の世界王座を狙う同級9位の京口紘人(23=ワタナベ)が19日、都内の所属ジムで練習を公開した。

 王者ホセ・アルグメド(28=メキシコ)との決戦を前に、シャドーボクシングやミット打ちなどを披露。減量もあと2・8キロと順調な京口は「自分の長所の倒すボクシングを心がけてパンチの精度を意識してきた。自信は100%ある。KO勝ちで良い試合を楽しんでもらいたい」と宣言。井上孝志トレーナーも「パンチ力がある。いつもの戦い方で問題ない」と戴冠に太鼓判を押した。

 この日、中学時代に指導を受けた元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎(47)から10年前に贈られたというトレーニングウエアを着用。尊敬する辰吉からは電話で「死ぬ気で練習を頑張れ」と激励されたという。ここまで7戦全勝(6KO)、デビューから1年3か月で世界戦に挑む京口は「ジョーの教えた選手で初の世界王者になりたい」と必勝を誓った。