三浦隆司“ボンバー・レフト”不発 大差の判定で王座返り咲きならず

2017年07月16日 14時18分

試合後、取材に応じる三浦隆司

【カリフォルニア州イングルウッド15日(日本時間16日)発】WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチが当地のザ・フォーラムで行われ、同級1位の三浦隆司(33=帝拳)は王者ミゲル・ベルチェルト(25=メキシコ)に0―3で判定負け。1年8か月ぶりの同王座への返り咲きはならなかった。

 

 開始早々のダウンで出鼻をくじかれ、歯車は最後までかみ合わないままだった。1ラウンド、左フックを食らった三浦は、見た目にはそれほどのダメージはなかったが、最初のダウンを喫してしまう。

 

 2ラウンドから反撃を試みたが、自慢の“ボンバー・レフト”は空を切る。一方の王者は左のリードを的確にヒットさせ、米国でテレビ中継したHBOの採点では4ラウンドまでフルマーク。同局がカウントしたパンチ数でも「22―44」と手数でもベルチェルトが圧倒する展開となった。

 

 中盤に入り、三浦は左のパンチを増やしたが、有効打といえるものはほとんどなかった。一発を嫌がるベルチェルトがクリンチに逃げるシーンもあったが、レフェリーにほどかれるとすぐさま連打を打ち込んでジャッジの印象を良くする巧者ぶりを見せる。

 

 6ラウンド終了後のインターバルでは、レフェリーの蝶ネクタイに仕込まれたテレビ用のカメラが不調で、時間が大幅に伸びるハプニング。これで三浦が流れを変えることが期待されたが、相変わらず左はにかわされてしまう。

 

 HBOの採点は9ラウンドまで王者のフルマーク。パンチ数、ヒット率ともに三浦を大きく上回った。

 

 最終回は逃げ回ることが予想されたベルチェルトは意外にも手を出してくるが、三浦は最後まで仕留めることができず、最大で11点差が付く大差の判定負けとなった。

 

 三浦の話「足をあんなに使ってくるのは想定外だった。来るかなと思ったけど、追い込むことができなかった。左のボディーが効いたのが1発か2発あったけど、その後うまく逃げられてしまった。1ラウンドのダウンはタイミングよく当てられて、あれ?という感じ。ダメージは全然なかった。今後のことは、今は何も考えられない」