井岡が突き進む“5階級制覇ロード”

2013年01月06日 11時00分

 大みそかはボクシングが大盛況だった。東西で実に5つもの世界戦が行われ、すべて日本選手がベルトを手にするか保持した(日本人対決を含む)。

 注目度も上がっており、TBSが中継したダブル世界戦は午後7時台の平均視聴率が11・7%、同8時台が11・9%、テレビ東京が同9時半から中継したトリプル世界戦ではラウンドガールの壇蜜効果もあって?同局大みそか同時間帯歴代最高の5・1%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。

 5つのなかで“主役”の座を奪ったのは、TBS系で中継されたWBA世界ライトフライ級王者の井岡一翔(23=井岡)だ。ミニマム級に続き2階級制覇を達成。11戦目での2階級制覇は国内最速となった。

 一翔の父でプロモーターの一法氏(45)によれば、当面はライトフライ級の防衛戦を優先し、早ければ今年大みそかに3階級制覇を狙うが、野望はそれだけにとどまらない。「もちろん一歩ずつにはなりますけど、まあ、バンタム級までは行けるでしょうね」(一法氏)

 最軽量のミニマムから数えてバンタムは5階級目。日本人ではWBA世界バンタム級王者亀田興毅(26=亀田)の3階級制覇が最多だが、ライトフライ級を適正体重とする一翔も「記録に挑戦しないと注目してもらえない」とさらなる階級制覇に意欲的だ。

 数年前まで大みそかのスポーツといえば、格闘技が中心だった。今後は一翔の“5階級制覇ロード”を中心とした、ボクシングが話題を担っていくことになりそうだ。