WBC世界バンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)のV12祝勝会が28日、東京・墨田区の東武ホテルレバント東京で行われ、650人の招待客が出席した。

 14日には地元・滋賀で700人が参加する祝勝会を開いたばかりだが「防衛を重ねるたびに会が大きくなって、本当に感謝しています」と話した。

 8月には同級1位ルイス・ネリー(22=メキシコ)と指名試合を行うことが決まっている(日程、会場は今後発表)。勝てば元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏(61)の連続防衛国内記録に並ぶが「(ネリーは)L字ガードをしたり、メキシカンらしくないところがある選手。ビデオとかで見る以上の強さがあると思うけど、かみ合うと思う」と話した。

 8月に試合をするのは4年ぶり。「翌日以降に疲労を残さないように、水分の取り方に気をつけて、練習前後の体重の差があまりないようにしたい」と気を引き締めた。

 祝勝会にはレスリング女子の吉田沙保里(34=至学館大学副学長)も出席。「私と山中さんは同い年。いつもパワーを頂いているので、V13の時は私と栄(和人)監督とで肩車します」とエールを送った。