元WBOバンタム級王者の亀田和毅(25=協栄)が、次戦でイバン・モラレス(25=メキシコ)と対戦することが23日、協栄ジムから発表された。ノンタイトル(56キロ契約10回戦)で7月10日、後楽園ホールで行われる。

 同ジムで会見に臨んだ和毅は「倒します。自然に倒します」と自信満々。兄の興毅トレーナー(30)も「人間が変わったみたい。とんでもない化物クラスの選手になるんじゃないか」とその充実ぶりに太鼓判を押した。

 対戦相手のモラレスは和毅と同様、3兄弟の三男。長男のエリック(40)は4階級制覇のスーパースターで、次男ディエゴ(37)も元世界チャンピオンと境遇も似ている。

 タイトル奪取はならなかったが、昨年4月には世界戦を経験しているサウスポー。興毅トレーナーも「対戦は反対だった」というほどの実力の持ち主でもある。

 サウスポーとの対戦は5年ぶりとなる和毅だが「頭で対策を考えると手数が減る。自然にいきます」。難敵をKOで撃破し、世界王者返り咲きへの足がかりとする。